2015年6月20日土曜日

千葉県高校入試分析会1

今年も例年通り、塾のテキスト出版社主催の高校入試分析会があった。
相変わらず、会場は塾講師など関係者で満席。熱気ムンムンだった。
私の隣は熟年のおじさん講師。一緒に来ていたもう一人のおじさん先生と
過日行われていたのであろう定期テストの分析の話をしていた。
前の席は若い人。会社ぐるみで来ているのか、5・6人まとまって座っていた。
スーツ姿が初々しい。若さハツラツ。頑張れ!とつい声をかけてしまいたくなる。

さて、今年の千葉県高校入試の結果分析であるが
どうも傾向がやや変わりつつあるらしい。
これまで、千葉の入試はほとんど変化のない例年通りの問題が出題されている。
たまに傾向が違う問題がでても、翌年にはまたもとに戻ってしまうというような
なんともその部分については読みにくいものと塾関係者の中では言われている。
しかしながら、昨年今年と続けて同じ変化が見られているということで
どうも、この傾向で今後は続いていくのではないかとこの分析会では予想している。
どのように変化があったのか。
それは、パズルのような問題、データを読み取る問題である。
高校入試の大部分の問題は、一問一答式の問題で
文章の最初を読めば「ああ、これね。」と答えが予想できるようなものが中心である。
しかし、新傾向のものは出題分を隅々まで徹底的に読むことが必要
とされるものになっているというのだ。
これは、現在の中一生から大学受験の入試制度が変わることから
それを意識した問題傾向に移行しようという動きが働いているのではとみられている。
1つの科目からなるのではなく、複数の教科を複合した問題。
パターンに当てはめることのできない問題。
しかしながら、こうした問題は教科書の知識が無くても読み取りで解答できるから
場合によっては得点できるところでもある。
各都道府県の問題集(いわゆる電話帳というやつ)で
思考力を試す問題にふれておくといいだろう。

新傾向の問題の行方については年に一度実施される全国学力テストというものを
参考にするのもよい。
これは国の指針を基に作られている問題であるから、
文科省が今後どのような学力を付けさせたいかということが読み取れる。
これらの問題傾向に注意をしておくことも大事である。
来週は数学の傾向について詳しく述べる。
 


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