2011年1月23日日曜日

入試問題と偏差値の関係

入試が始まり、ポツポツと合否の発表が出ています。
現在の仕事を始めて、いろいろな学校の過去問を解く機会に恵まれ
私なりに感じることがあります。
それは、入試問題は偏差値だけでは計り知れない、独自の選択方法を持っているということです。
例えばA校。
毎回奇想天外な問題が出てきます。
持っている知識をあれこれ組み合わせて、まるでパズルを解くように問題を解いていきます。
全く別のタイプのB校。
問題は決して難しくはないのだけれど、計算が複雑。
前の問題の計算途中で使ったある数字を、また利用して次の問題を解くので
きちんと計算をして記号を振っておかないと、もう一度計算するはめになる。
A校とB校の中間的なC校。
問題は難しくないけれど、設問でストーリーを入れてくるので
そちらに引きずられると、肝心な問題の意味がわからなくなる。
A校は発想力が豊かな生徒を、B校は真面目にきちんと取り組む生徒を、
C校は物事をきちんと見分ける力をもつ生徒を入学させたい。
学校の校風を見ると問題形式と生徒の様子が一致しています。
生徒さんは、偏差値で受験校を決めがちです。
お試し受験や第一希望でない学校であればなおさらのこと。
だから、偏差値では合格ラインに乗っていても残念な結果になったり
することがあるのです。
D校は一般的には珍しい、記述の問題があります。
通常、数学の解答で記述を求める学校はそれほどありません。
記述問題は、ある程度練習しないと書けないものです。
この問題を出題した学校は、受験者がとりあえず受験してきたのか
本気で合格したいと思って、過去問を十分解いてきたのかを見たいのです。

自分がその学校にあっていたのかどうか、そこが合否の大きな分かれ目になっています。
だから、合格が出なかった学校は、生徒さんには向いていなかった学校なのです。
合格が出た学校こそ、生徒さんが入学してのびのびと学校生活を送れるところなのです。
残念な結果がでたからといって、あなたが否定されたわけではありません。
自分にあった学校を見つけるために、これからの試験に立ち向かっていってください。

3 件のコメント:

  1. 合格の出た学校がその子に向いている学校・・・本当にその通りですね。
    2年前のちょうどこの時期のことを思い出して、ちょっぴり胸が熱くなってしましました。
    受験シーズン真っただ中ですね。
    ガンバレ!受験生~&受験生のお父さん、お母さん!!

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  2. 受験を後1年に控えると、この時期何となく落ち着きませんね。
    これからもいろいろな情報を教えてくださいね。

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  3. 早速のコメントありがとうございます。
    私も受験の時は、いろんな思いをしました。
    こんなことも含めて、これからもいろいろな
    お話ができたら…と思っています。
    どうぞよろしくお願いしまーす❤

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