2014年5月31日土曜日

いつまでも現役【数学担当】

今年も例年の「千葉県公立高校入試分析会」へ参加した。
千葉県の高校入試はチャレンジが多く、あまり傾向がつかめない。
単純な暗記やパターン問題だけでなく、複合問題が各教科から出題されつつある。
セミナーでは1点でも多く得点をするコツなど有益な話が多かった。
詳細についてはまた、対象者に個別にお話しするとして…。
今回も300人ほどの塾関係者が集まったわけだが
昨年と比べて目についたのは比較的お年を召した先生が多かったこと。
私よりはるかに年上の方々が熱心にメモを取っていた。
私なんてまだまだ若造。
みなさん分析会の後の教材検討会にも積極的に参加していて
まさに現役で教えているという感じだった。

好きな番組の一つのNHK「スーパープレゼンティション」で
キューバから米フロリダ州までの177キロを泳ぎ切った米国人女性が
講演をしていた。
なんと彼女は64歳。5度目の挑戦でついにチャレンジ成功した。
かかった時間は53時間。
そんなスーパーマンのような彼女の話は穏やかで、ユーモアたっぷり。
私ですらフロリダ海峡を泳ぎ切れるか…というような軽い話しぶりである。
(実際のところ75メートルが最高遠泳の私であるが)
彼女の座右の銘は「Never ever  give up」
やや青春じみたクサい言葉であるが、妙に心に響く。
いつまでも現役の彼女にしか言えない言葉であろう。
これから10年、15年過ぎたときに私も同年代になる。
そうした時に後悔のない日々を送りたいと、かなりマジで思った。

2014年5月28日水曜日

お・も・て・な・し【国語担当】

数ちゃんのランチの話を読んで、足りなかったのは、何か…を考えてみた。
ランチ(外食)に求めるもの…料理()・値段・ボリューム・店(空間)
コストパフォーマンス・場所・雰囲気・スタッフの対応…などなど。
人により価値観が違うので、優先順位も違えば、不要と考えるものも
あるだろう。また、コスパのみで評価するのもアリだし、
値段が高ければ、多くの付加価値を求めるのも当然だろう。
以前、ファミレスでランチをした時、注文したカツサンドの中に
紙の破片(キャベツの千切りの袋につけた賞味期限のシールだと思われる)が
入っていて、手に取った時に気付いたので、皿の隅に置いておいた。
カツサンドがメニューの写真よりボリューミー(こういうことはファミレスでは
ほぼ、ない!)で美味。クレームを付けるのは辞めにしようと思っていた。
食事後、皿を片づけに来たスタッフ(バイトの女の子)が、紙の破片に
何も気付かないので、サラッと「これ、入っていましたよ」と言ってみた。
「ああ…」と言っただけで、謝罪もなし。スルー!! 
店長に報告してからか?と思ったが、報告もなかったようで、何事も
起こらないまま、私たちは店を後にした。もう二度と行かない!と思った瞬間。
甲州街道沿い(調布)のJというファミレスだ。欲しかったのは、謝罪の言葉だった。
バイトの女の子の一言でも十分だった。

評価の観点は、①先入観(噂や口コミ) ②ハード面(設備・景色・交通の便)
③ソフト面(サービスの品質) ④雰囲気(居心地etc)にまとめられる。
年齢を重ねるごとに、目に見えないもの(③④)に付加価値を求めるように
なってきた。サービスとは、「売買したあとに、モノが残らず効用や満足などを
提供する形のない財のこと」である。サービスの特性は、
・無形性(形のない存在、事前に試したりできない)
・不可分性(生産と消費は常に同時)
・消滅性(同じように再現されない。在庫にもできない)
・変動性(人間がすることだから、品質は一定ではない)…である。
サービスは、1,000円の食事を10,000円分の価値にもしてくれる特異なもの。
数ちゃんのランチにも、私のランチにも、それに見合った情緒的なサービスが
付加されていれば、大満足だった…に違いない。

2014年5月24日土曜日

ランチ会【数学担当】

今週は珍しく2度のランチ会があった。
一度目は私がセッティングした和食のお店。
星のついている名店だが、お昼だと2千円台でコースが楽しめる。
過去に2度ほど訪れているが、いつも大満足で帰途につく。
しかし今回はちょっと…。
評判をよんでお店は大繁盛。満席だ。
少なくとも2回転はさせたいのだろう。
まだ食べ終わらないうちから次のお料理が出され、なんだか焦る。
そして最後のデザートを食べ終わるかどうかのタイミングで伝票を持ってきた。
入店から1時間でお店を出された。
お料理の味は変わらず美味しかったのだけれど、多分私は来訪しないと思う。

二度目は学校のランチ会。フレンチだ。
静かなテーブル席に気の利いたサービス。
どのお皿も全てが美味しい。
そして味のみならずその盛り付けが凝っていて、目も楽しませてくれる。
しかしだ。お水が有料なのだ。
海外ではお水にお金を払う、というけれど
お値段は安いし、アイスティーは飲み放題だ(だからみんなアイスティーを頼む)。
さすがに私たちだって、おしゃれなレストランに来たら何か飲み物は注文する。
だもの、お水はタダにしてほしい。というかタダのお水もおいてほしい。
とても素敵なお店でお料理の値段はほどほどだったけれど
トータルで結構な額を支払ってきた(涙)。

今週のなかばに国ちゃんと行った和民。
散々飲んで食べていい気分になって帰ったけれど
お値段はランチ会の2店舗より安かった。
やっぱり私にはこういうのがあってるわ。

2014年5月21日水曜日

数字の魅力【国語担当】

数字には、単なる「数」としての表現様式以外に、様々な意味を含む
表現方式がある。発音から起因する場合、例えば、日本では、
4」は…「死」、「9」…「苦」を意味し、避けられることが多い。
病院には「4」「9」の病室がない。
電話番号では「8342」(破産死に)・「4279」(死に泣く)が嫌われる。
車のナンバープレートの下2桁「42」「49」は、払い出されない。
アルファベット順から起因する場合、「8」…「H」を差す。
ドイツでは、「H」はヒトラーの意。よって「8」はタブーだ。
フランスでも、「H」は麻薬のハッシュ・ヘロインを意味し、「8」は、
避けられることが多い。西洋では、「13」…不可能の数・非調和の数(素数)
そして、ご存じの通り、宗教的要因から忌み嫌われている。
中国では「3」…「惨」を意味、加えて「4」「13」もダメ!
4」「13」は、韓国、北朝鮮、シンガポールなども同様にダメ!

では、日本人が好きな数字は?
日本人は、基本、奇数好き。祝日も奇数日が多い。ご祝儀も1357
七五三、三三九度などめでたい儀式に奇数! 俳句・短歌も!
日本三景・三名山。七草…などなど。
ランキングでいくと、①「7」 ②「3」 ③「8」 ④「5
7」はラッキーセブンの意味合いが大きい。
3」は、長嶋茂雄の背番号!何かにつけて「3つ」に絞ることを好む。
諺にも多い…早起きは三文の得、石の上にも三年…等々。
陰陽思想の影響や「満つ」「充つ」に通じるなど、深い理由があるようだ。
8」が偶数で唯一上位にランクイン。漢字で書くと、「八」は、末広がりで良い。
風水上も全ての良き運を引き寄せる力がある(よって中国人も好き。「発」を表すし…)。
13」…西洋では忌み嫌うが、仏教では釈迦尊を守護する13仏があり、
吉数として捉えられている。古代インカでは、神の数字として尊ばれており、
トランプでは、王様キングだ。非常にパワーのある数字として好まれている。
日本では「15」も↑…龍安寺の石庭は石が15個。満月の十五夜…等々。
以前、18782(いやなやつ)+18782=37564(皆殺し)なんていう隠語を
発見した人がいたっけ。数字って、「深い」…ね。

2014年5月17日土曜日

数学の大先生【数学担当】

数学者の藤田宏先生の講演を聞く機会があった。
藤田先生は東京大学名誉教授で、数学オリンピックの初代理事長。
なんだか肩書きだけでもすごい人である。
ご年齢は85歳と高齢であるが、背筋はしゃんと伸びて興味深いお話を聞かせてくれた。
そしてなにより、穏やかな雰囲気と話し方で
あっという間にその魅力のとりこになってしまう。
ちっとも偉そうではないのだ。

今回の講演は、前半が「いかに数学があらゆる分野で影響を与えているか」という話、
後半はある数学問題の証明を講義するという2部構成だった。
前半では具体的に著名人の例を挙げ、なぜ数学が必要と感じられるかという話を
いくつかの例を示してくださった。
後半は1題の幾何問題をステップ毎にみんなで検討しあいながら
仮説を証明していくという形で進められた。
特に後半になってからの先生の声の張りはすばらしく、
話を野球のリーグ戦に例えて考えていくなど大変興味深いものだった。
さすが、長年大学で学生を指導してきただけあり
その講義は感動ものだった。
錆びついた私の脳みそも久々にオイルが注入されて、カタカタと動き出した。

今回印象的だったのは最後の質疑応答で「なぜ数学が好きになったか」という質問に
答えた先生の話である。
子供の頃は特に数学が好きだったわけではなかった。成績が悪いと親に叱られるから
勉強をしていたら得意になっていた(ここがすばらしい)。
中学を卒業するときに終戦となり、これまで受けていた教育や考え方が
全て否定され180度違うことが正しいと教えられた。
世の中が移りゆくものであるのなら、いつも揺らぎのない自然科学の世界に身を置こう
と考えた、という話だった。

最後に「数学はひとそれぞれの付き合い方がある」そうだ。
理系に進むならじっくりと取り組まなければいけないが、そうではない人たちも
どこかで何らかの形で付き合うことが大切だ。
数学が苦手な人たちも細くどこかでつながっていってほしい。



2014年5月14日水曜日

求人広告【国語担当】

RehtomInc」という会社が、危機管理の仕事を募集する求人広告を出した。
【仕事内容は「危機管理」。役職は、現場総監督、
これにとどまらず責任は広範囲に及ぶ、かつ流動的。
ほぼ全ての時間、立ち作業と屈む姿勢で作業し、体力が必要。
基本的に週7日、24時間 休憩時間なし(もちろん合法)。
食事は、全ての同僚が食べ終わった後。
職位には、交渉力と交際力が求められる。
更には、医学、金融学、栄養学に通じている人物であること。
複数の役職を兼任。常に周囲に注意を払い、時には同僚と徹夜、
一睡もすることなく大事な仕事を遂行する。
よって、プライベートな時間は諦める他ない。
Xmas、祝日(連休)、正月などは仕事が増大。
給料は「0」。ボランティアのような感じで完全無給】…という内容。

米の「メッセージカード会社」が母の日に向けて企画したCMである。
(会社名を逆から読むと…mother…でしょ)
ネットと新聞の求人広告で集められた応募者たちが面接官とweb
カメラ越しに面接を行うシーン。その面接の様子がYouTubeupされている。
5/11 日経新聞の「春秋」でも取り上げていた)
最後に、面接官が「現実に数十億人がこの仕事に就いている!」と言い、
誰?→「お母さん」となるわけだ。
そう!仕事の正体は、日々家事や子育てに奮闘している「お母さん」のこと。
応募者たちは、母親の偉大さを痛感し、笑顔で母親たちへの感謝のメッセージを…。
 
主婦業の過酷さと有難さを伝える、母の日に向けてのPRだ。
まあ、アメリカはこういったドッキリ的な(大袈裟な!)PRが大好きだ。
実際、無給だが、主婦業をお金に換算すると、年収は1200万を超えるらしい。
※休みなし、休日出勤、残業代含む

もちろん「母親業」といっても取り組み方は、千差万別で
欠勤・早退が多かったり、職位にはかなりの偏りもみられるわけで…、
時には、同僚を置き去りにして、飲みに出かけたり
同僚より先に寝てしまったり…なんてこともあるのだけれどね。
このCMを見て、感動すると同時に反省もした私…。

2014年5月10日土曜日

魚屋を見つける【数学担当】

1か月ほど前の土曜日早朝、近所の道端で懐かしい光景を見かけた。
魚の行商がいたのだ。
車の左右をオープンにした作りで、お客さんは周りから商品を見ることができる。
車の周りを人が囲んでおり、詳細が分からなかったが、とにかく気になった。

私が子供の頃、実家の前に同じように魚の行商の車が毎週やって来た。
(都はるみの「好きになった人」を流してやってくる)
私の田舎は山に囲まれ、海から離れていたので
あまり新鮮な魚が手に入らない地域だった。
こうしてやって来た行商も、母に言わせればイマイチだったようだが
それでも時々購入していたようだ。
私自身はずっと以前、海外に暮らしていた時
やはり魚の行商のおじさんが家の前に来ていた。
お刺身や生いくら、時には海鞘(ほや)なんかも積んできていた。
日本のお菓子も持ってきていて、子供たちが運動会の前日などは
おじさんが「がんばれよ」とマーブルチョコなんかをくれたりしたっけ。
やや高めであったかもしれないが、お刺身はここでしか買えないから
結構重宝していた。

話は戻り、先週の土曜日やはり早めに外出した夫から「魚屋がいるぞ!」というメール。
パジャマを脱ぎ捨て、ノーメイクで飛び出した私。
すでにお客さんは集まっていた。
荷台には高さ10センチほどの木箱が積み重ねられ、その中に
刺身や切り身や魚卵など、数えきれないほどの魚が入れられていた。
そのわきには発泡スチロールの箱に、氷と一緒にサバやヒラメ、鯛などなど。
どれも活きがいい。お客のおば様たちは、惜しげもなくお札をきっている。
私もサバとめひかりとボラ肝を購入した。
夕飯メニューは、サバ塩焼き、めひかりから揚げ、ボラ肝煮つけだ。
そして純米酒を一杯、サイコー!
朝の8時から8時30分までの30分しか滞在しないというお店。
早起きした日にまた買いに行きたい。

2014年5月7日水曜日

嫌いな音【国語担当】

ミシンで思い出したが、「昭和初期」のミシンは、足こぎ型で、
そのミシンを踏む音が好きだった。
家事に関する音は、日常な幸せな時間という感じでなかなか良い↑。
まな板で野菜を刻む音・米をとぐ音・何かがぐつぐつ煮えている音
竹のほうきで落ち葉を掃く音・干してある布団を叩く音…
音を聞くのは好きなのに、実践は嫌い↓

「好きな音」には、他に…自然の音(風の音、せせらぎの音、雨の音、
木の葉のそよぐ音、雪の降る音等々)を挙げる人が多い。
確かに、自然の音は「癒しの音」でもある。
では、「嫌いな音」は?
発砲スチロールのこすれ合う音。金物スプーンと食器がこすれ合う音。
歯医者で歯を削る時の機械音。ナイフやフォークでガラス瓶を引っかく音
チョークや爪で黒板を引っかく音…などを挙げる人が多い。
音を想像するだけで奥歯がヒリヒリする?!
高音で耳に届きやすい音は不快音である。典型的なものとしては、
人間の悲鳴や緊急車両等のサイレンなどで、心臓に悪い!
(好きな人はいないだろう)。

私は「氷を削る音」が苦手だ。かき氷をつくる時の音、氷を切る音、
よって、スケート場も苦手。滑る以前の問題だ! 音でやられる↓
なぜなのか? 私が導き出した答えは、何回か前の前世で、
「南極探検隊の犬ぞり部隊の一員(隊員ではない!犬の方だ!)」
だった時代があったから…ではないかと考えている。最期は、
氷のクレバスに閉じこめられて死んだのだ! 
専門家は、「扁桃体から聴覚皮質へのSOSのサインのようなもので、
原始の時代からある本能が作用しているからなのかもしれない。」と
分析しているが、きっと、そう…私の場合も、遠い前世の記憶だ! 
ワン!

2014年5月3日土曜日

最近はまっているもの【数学担当】

受験がひと段落したところで、少し時間に余裕ができた。
普段私が使っている枕カバーが痛んできたので、軽い気持ちで
布を買い手作りしてみた(やや大きめな枕なのでサイズがない)。
あまり布が出たので、小さなカバンでも作ろうかなとミシンを出し…
これから私のお裁縫熱が燃え上がった。
トートバックやらリバーシブルバックやら、あれこれ作品を作り上げている。
最近ではインターネットで作り方を入手でき、デザインも
難易度も自分に合わせて探し出すことが可能である。
そういえば、子供が小さいときにも一度お裁縫熱が付き
パジャマやちょっとした洋服を作ったりした。
さすがに今回はそこまで大がかりなものは無理なので
今のところ布バックにとどまっているが、そういえばクローゼットの奥深くに
しまい込んだ刺繍のセットや、生協で購入した手作りパッチワークとかが
気になってきている。
一昨年の冬は編み物がマイブームだった。
この冬はすっかりお蔵入りしてしまったけれど
これもまた何年かしたらでてくるのかも。
ほかにも、こぎん刺しとかレース編みとかあったっけ。
やることたくさんあるじゃん!もう、布地を買ってくるのはやめないと!