2013年12月25日水曜日

気象の変化【国語担当】

先日、ニュース番組で「そういえば、最近、異常乾燥注意報という
言葉、聞かなくなりましたね」と気象予報士に質問している
アナウンサーがいて…「そういえば、確かに聞かない!」と思った。
以前は、よく耳にした「異常乾燥注意報」。
調べてみると、1988年頃から、呼び方が「乾燥注意報」に
変わっていた。乾燥注意報…空気が異常に乾燥し、火災の危険が大きいと
予想される場合、具体的には、最小湿度40%以下で、実行湿度65%以下に
なるとされる場合に発令される。太平洋岸では、冬には毎日のように
注意報が出るので、毎日のモノは、異常ではないだろうということから、
「乾燥注意報」になった…そうだ。
1990年以降、特に平均気温の上昇が顕著である。
地球温暖化の影響で、熱帯夜・猛暑日が増え、冬日が少なくなっている。
また、一日に降る雨の量が100ミリ以上という大雨の日が
長期的に増える傾向にある。確かに、ゲリラ雷雨・豪雨なんていう
言葉も最近では、よく聞かれるようになった。
今年は、竜巻注意報などというのもお目見えしたし…。
私の田舎は、福島の山沿いなので、幼い頃…1970年代には
毎年かなりの積雪があった。雪で停電・休校・通行止めも
珍しいことではなかった。裏庭で「かまくら」も作れたし、
雪だるまも白くて、大きいのがいくつも作れた。
小学校の体育の時間に、学校の裏山でスキーをしたこともあった。
しかし、最近の積雪量では、「かまくら」は作れないし、
雪だるまも土が混じって、汚れた雪だるまになってしまう。
地球温暖化は、日本独特の四季の移ろいにも影響を与え、
春と秋が短くなってきている。数百年後には、
夏と冬(厳密には冬っぽい季節)だけになってしまいそうな…。
というわけで…メリークリスマス!!
そして…よいお年を!!!

2013年12月21日土曜日

今年の映画【数学担当】

前回のお気に入り本に続いて、今回は映画について。
今年一年観た映画やDVD  で私なりのランキングをつけてみた。
①レミゼラブル
映画館で3回観た後DVDも購入して何度も観ている。
ジャンバルジャンの娘の恋人役のエディ・レッドメインが素敵❤
②マリーゴールドホテルで会いましょう
インドの高級リゾートホテルに老後の生活を移した英国人男女7人のお話。
行ってみたホテルはちっとも高級じゃなくて…
お年寄りばかりが出てくる映画のせいか、唯一でてくるホテル支配人の彼女が
若くて、ただそれだけでとってもかわいく見えちゃう。
③横道世之介
まさに私たちが過ごした大学時代の話。あるある話が満載。
原作は同名で吉田修一作(悪人を書いた作家)。こちらの本もなかなか良かった。
主役は高良健吾。すっとぼけたキャラがそのままの吉高由里子がかわいい。
④リバー・ランズ・スルー・イット
私の大好きなブラッド・ピットが主役。モンタナの大自然の中で描かれた釣りの話。
原作は「マクリーンの川」。こっちはイマイチだったな。
⑤華麗なるギャッツビー
レオナルド・ディカプリオがギャッツビーの役。1920年代のアメリカの富豪を描いた話。
華やかさがよかった。以前、村上春樹訳の同名小説を読んだが、本で読んでも
なかなか想像ができない部分を映像で見せてくれた…というところが良かったな。
⑥ローンレンジャー
ジョニー・デップが主役の西部劇。ドンチャン騒ぎでスカッとした。
西部劇ってこんな感じだよね…って再認識した。
気に入った映画は、原作があれば読んでみるし、先に原作を読んでいたら
映画化された作品を観に行ってみる。
人によっては原作の方がいいとか、意見は分かれるけれど
私はどちらも好き。本から映画だと想像していた映像以上ものが目の前で見られるし
映画から本だと、映画で描ききれなかった細部を読めるから。
昨日から「永遠の0」が始まった。こちらは読了。本がとてもよかったから期待してるんだ。

数学担当の私の年内投稿はこれで終了です。
一年間お付き合いありがとうございました。また来年もよろしく!

2013年12月18日水曜日

パーソンオブザイヤー 2013【国語担当】

アメリカのニュース雑誌「タイム」の編集部が、
その年に最も活躍したり、話題になったりした人物を決定する
「パーソンオブザイヤー」。編集部員により選考、選出されるもので
外部からのいかなる影響力にも左右されない…というのが鉄則。
今年は、1927年開始以来、初めて日本人で選出された人がいる。
安倍晋三…アベノミクスという積極的経済政策を実施したことが
高い評価を得た。最年少では、ジョージ・オブ・ケンブリッジ…
ウィリアム王子とキャサリン妃の長男だ。
ってことで、「私のパーソンオブザイヤー 2013
①ふなっしー(人か?と言われると困るが)…2013年は、
彼なしには語れない。堂々のトップ1だ!
とにかくレスポンスが早く、その上、どんな問いかけにも、
的を射た絶妙な回答で、全く持って感心する。
動きも、かなり好き!そして、グッズもかなり買った!
②古賀茂明…経済産業省の元官僚。辛口(想定外の!)のコメントで
世間を騒がせることしばしば。でも、時々、むしょうに彼のコメントが
欲しくなる。真正面からバッサリ斬って欲しい時があるのだ。
③澤口俊之…「ほんまでっかTV」でお馴染み、脳科学者。
彼を見ていると、残念なこと(!)に「私が男に生れていたら、きっと
こんな感じだろうな」といつも思う。風貌とか態度とか話し方とか、
考えていることとか、私と非常に似たものを感じるのだ。
残念なことに…がミソなんだけどねぇ。
④薬師丸ひろ子…「あまちゃん」で再ブレイクを果たした女優。
独特のキャラクターは健在。歌声が往年のものと変わらず感激!
⑤綾野剛…声も姿形も何とも言えずセクシーだ。色香溢れる独特の
存在感は、唯一無二とまで言われている。
⑥斉藤工…「八重の桜」で武士(ちょんまげ姿)の役を演じたが、彼の
おでこの美しさに見とれてしまった。時代劇いいかも!
⑦佐藤秀美…栄養大学教授。彼女の「髪形」が好きで、先日、美容室で
「佐藤秀美先生風」をお願いしたら、マニアック過ぎて「???」状態。
とりあえず、予習しておくように課題を出してきた!
以上、完全に、私個人の独断と偏見に満ちた「選出」でした!

2013年12月15日日曜日

100冊達成【数学担当】

毎年、年の初めに今年の目標なるものを立てる。
ダイエットだったり、自己啓発の何かだったり。その中で
毎年欠かさず入っているのが、読書100冊。
これまではなかなかクリアできなかったが、今年はついに目標達成!
多分人生初だと思う。つまんない本は軽~く読み飛ばして1冊にカウントする
なんていう、ちょっとセコイ技を使ったりしたんだけど…。
その中でよかったものをいくつかご紹介。
①犬が星見た(武田百合子 中公文庫)
 話は昭和40年代のロシア旅行記。やたら食べて飲んでいる。さして楽しそうでもない
 博物館を見たり、町を歩いたり…ただそれだけ。単調で大きな事件もない。なのに
 最後に進むにつれ、それぞれの人柄が際立ってきて、読んでいるこちらまで
 彼らが大好きになる。そして、最後にあとがきを読んで涙が出てしまう不思議な本。
②空の拳(角田光代 東京経済新聞出版社) 
 出版社勤務の文芸志望主人公が、意に反してスポーツ部門に配属される。
 まったく未経験のボクシング担当にされ、なりゆきでボクシングジムに
 入ることになるが、そこで見る事務所の諸事情やチャンピオンの本当の姿が
 描かれている。同時進行されている試合の行方も気になり、
 最後まで一気に読みたくなる一冊。
舟を編む(三浦しをん 光文社)
 宮崎あおいと松田龍平出演の映画で有名になったので、知っている人も多いかも。
 辞書作りのお話。本で読むと、もう少し細やかなところも読み取れて面白い。
④蝉しぐれ(藤沢周平 文春文庫)
 1980年代に書かれた時代小説。主人公が藩の上下関係の中でもがいて成長していく
 姿が描かれている。これまでも何度もドラマや映画になっている。
⑤百年法(山田宗樹 角川書店)
 人間が不老不死になり、人口増加の問題が発生。人は100年たったら死ななければ
 ならないという法律を作ることに…。若い人向けの小説だけれど、私たち世代が読んでも
 結構ハマる。
⑥楽園のカンヴァス(原田マハ 新潮社) 
 アメリカN.YMoMaが所蔵する素朴派巨匠アンリ・ルソーの大作<<>>
 この名作とほ  ぼ同じ構図・タッチの作品が存在するという設定で進められる
 ミステリー小説。実際にある絵画をベースとして作られるストーリーと、
 小説の中でもう一冊のストーリーを読むという構造に引き込まれる。
また来年も100冊目標に頑張ろう。年末になったらまたご紹介できるといいな。

2013年12月11日水曜日

年の瀬【国語担当】

年の瀬を感じる時。
年の瀬…清算期(うまく越せるかどうかが問題)としての年末
という意味だから、本来かなりシビアな意味合いの言葉であるが…。
暗くなって、ふと気付くと、街中がクリスマスの
イルミネーションに変わっていた時。
ショッピングセンターなどで、流れている音楽が
何気にクリスマスソングだった時。
年賀はがき発売の旗がやたらと、あちこちに立っていて
木枯らしに、はためく様子を目にした時。
NHK紅白歌合戦の出場者発表のニュース。
流行語大賞・今年の漢字…発表時期ということで、皆が予想し始めた時。
(今年の漢字…「梨」って予想は、嬉しかった!ふなっしー万歳!)
今年亡くなった芸能人の特集や今年の重大ニュース…という番宣を
CMで目にした時。
飲みに行こう!…と言う時の名目が「忘年会」になる時。

12月に入れば、目にする物、耳にする物、全てに否が応でも
「年の瀬」を感じる。併せて、自身の1年を振り返ったりして…
結局、毎年「あっという間」だったなあ、で終わり。
12月は坊主でさえ走るのだから、「まいてや一般人をや!」だ。
クリスマスの準備・年末の準備(大掃除含む)・そしてお正月の準備等々
とにかく気ぜわしい。
それに比べて、新年明けて1月半ば過ぎると、同じ時間の流れなのか?
と思うほど、まったりしている。
仕方ないから「もう1年の12分の1が終る」などと言ってみるが
何となく、余裕がある。
その感覚で、今年もまだ…20日もある!と言ってみようか…
不思議なもので、口にすればするほど、もうあと20日しかない気がする↓
きっと人生もこのようなものであろうか。(ちょっと松尾芭蕉風…に締めてみた)

2013年12月7日土曜日

千葉の穴場③【数学担当】

今回は穴場というより、ガッツリど真ん中。
先週末、養老渓谷の紅葉を見にいった。
今までも何度か養老渓谷には足を運んでいたのだけれど、紅葉の時期には早かったり
雨が降った後の増水で遊歩道へ行かれなかったりと空振りばかり。
今年はNHKの紅葉情報をきちんと確認した上でのお出かけだったので
まさに「今でしょ!」状態、絶好の紅葉日和だった。
中瀬遊歩道は川沿いを歩く、お手軽なコースで、川面に映る紅葉を見ながら
川の蛇行に合わせて突然現れる景色に感動したり…。
渋滞を避けるために、早朝に訪れたのも幸いし
太陽がまだ低いうちの朝日に輝く様子はなかなかのものだった。

早起きは三文の徳とばかりに、早出をしたので
渋滞は避けられたけれど、このまま家に帰るには早すぎる(>_<)
ということで次に向かったのは、勝浦。養老渓谷から勝浦って意外に近い。
そして勝浦と言えば、B級グルメ「勝浦タンタンメン」。
とにかく勝浦のあちこちで「タンタンメン」なのだ。しかも、どこも人・人・人…。
すごい町おこしになっている。
1954年創業の「江ざわ」へGo!タンタンメン発祥の店ともあり、開店前から行列。
30分待って入店し食す。辛いけどうまい!相席で隣に座ったおじちゃんなんて
辛くてひーひー言ってた。でもうまい!

早起きしたから、まだまだ時間はある。そこで、勝浦海中公園へ。
海の中に作られた展望室の窓から、魚を見ることができる。
今度は魚・魚・魚…。美味しそうな(!?)魚がウジャウジャいる。
熱帯系の鮮やかなものもチラホラ。
珍しいのは、エイやウツボ。こんなの見たことない、とまた感動。
よその小さい子供が来ても、魚のよく見えるマイベストポジションは決して譲らず…
私としては今回の穴場めぐり、ここが一番楽しかった。
また、千葉の穴場見つけて出かけたい。
どこかご存知の方、ぜひ教えてくださ~い。

2013年12月4日水曜日

歴史は変わる【国語担当】

泣くよ桓武平安遷都(794年)
いい国作ろう鎌倉幕府(1192年)
いざ都へと足利尊氏(1338年)
これは、日本史における重要年号暗記ゴロあわせベスト3だった。
「鎌倉幕府の成立は、1185年とする説が有力で、トップ1の座を
明け渡したらしいよ」と聞いてはいたが…解明すべく調べてみた。
歴史というのは様々な資料を分析して、過去の出来事を推測するもの。
歴史研究という学問が続いている以上、新たな資料を発見したり、
新しい研究結果が発表されたりして、定説がひっくり返るのはよくあること
…らしい。私が歴史を勉強したのは、30年以上前にことだから…ね。
変更理由は、大きく4つに分類される。
①新たな発見などによる事実の変更
②学会などでの表記変更を受けての名称変更
③学会などでも諸説ある中での記述の変更
④表記に対する読みの変更
例えば…①日本最古の鋳造貨幣「和同開珎」→「富本銭」
②日本最大の前方後円墳は「仁徳天皇陵」→「大山古墳」
③鎌倉幕府成立…118011831184118511901192→「1185」が有力。
④「百済」くだら→パクチェ
その他、あの「聖徳太子」も架空の人物らしい。まあ、5人の話を一度に
聞き分けられる、なんていう胡散臭い話もあったし…ね。
それから「士農工商」「鎖国」「四民平等」は虚像ということで、教科書から
その記述が消えている。
さらにショックなのは(何がショックなのかわからないが…)
最古の人類「アウストラロピテクス」→「サヘラントロプスチャデンシス」
「アウストラロピテクス」って単語は、その響きが、
何とも前衛的な印象で、ちょっと格好よかった…のに~。
おばさんになってしまうと「サヘラン…」は覚えられない↓