2011年6月30日木曜日

思い出すきっかけ

高校時代、社会科がとても苦手でした。
特に日本史の文化史がまったく覚えられない。
そこで編み出した技が、「場所で覚える」という手です。
つまり、覚えるときに場所を移動して
〇〇文化は教室のあの場所で覚えた、XX文化は図書室のあの椅子で覚えた、
というように、内容と情景をリンクさせておくのです。
テストの時「この絵は…あ、あの椅子で覚えたからXX文化だ」と言うように…。
正直言ってこの手は一夜漬け技なので、あまりお勧めしません(苦笑)。

でも、覚えた時の状況がはっきりしていると、思い出すきっかけになりませんか。
私は生徒さんに教える時に、必ず生徒さんのノートに記入し説明をします。
そして、また同じ間違いをしたら、そのページに戻って同じ解説をします。

例えば「平方せよ」という問題を間違えてしまう生徒さんには
「㎠」と書いた文字を見せ
「何て読む?平方センチだよね。正方形の面積は一辺の二乗でしょ。
だから平方といわれたら、二乗するんだよ」
と同じ解説ノートで同じ説明をします。
すると、何度かするうちに「㎠」を見ただけで、私が何を言うかわかるわけです。


解説をするときには、必ず同じページを使って同じ解説をする。
覚えた時の情景を引き出してくる。
それが思い出すきっかけになると考えています。

2011年6月25日土曜日

国語教室より健闘メッセージ(国語専科担当)

「神は乗り越えられない試練しか与えない」
ドラマ「JIN」の名セリフですね。

わたしは、東日本大震災が起こった時、真っ先にこの言葉を思い出しました。
岩手・宮城・福島。もともと資源の少ない3県は、加工することを学び、
工場を誘致し、発展してきました。
冬になれば、雪が積もります。
野菜・魚・牛の乳等を加工し、缶詰めにし、保存し、活かす努力を怠りませんでした。
朴とつで忍耐強い県民性等々を考慮すると、
やはり選ばれた人々なのではないかと感じます。

状況を真摯に受け止め、選ばれし運命を矜持の念を持って、乗り越えていってください。
心から健闘を祈っています。

2011年6月23日木曜日

落ち込む時期

先週、長男の学校の保護者会に行ってきました。
今学期2回目です。
以前ブログに書いたのですが、この保護者会は
胸やけがするくらい強烈です。
でも、なるほどね~ということもあります。
今回は落ち込む時期についての話がそれでした。
「お子さんたち、志望校変えようかなとか、もう駄目だとかいってませんか」と先生。
ん?うちの生徒さんたちもそんなこと言ってる…

新学期が始まり、特に受験生は「さあがんばるぞ!!」と意気揚々と勉強に取り組むのが3月4月。
それが、やってもやっても成果が出ないこの季節。
どうしても気分は落ち込みます。
確かに2~3カ月やったところで成果がそんなには出るはずがない。
しかも、テストで合否判定までされては落ち込むところまで落ち込んでしまう。
でも、今は結論を早まらないこと。
機が熟すのはこれからです。
とにかく夏休みまでは合否や結果にこだわらない勉強をしてほしい。

夏休みになったら、また「さあがんばるぞ!!」という気持ちになります。
そこがまた次のステップアップ時期です。

元気がなくなっている生徒さん…あなただけじゃないのよ。安心してね。

2011年6月18日土曜日

100点と優勝

先日珍しく夫が早く帰ってきて、授業終了で帰る生徒さんとすれ違いました。
一応それぞれに紹介をし、生徒さんはちょっと恥ずかしそうに
あるいはおじさんを胡散臭そうに(?)「さよなら~」と帰って行きました。
そして、夫は「がんばって勉強するんだよ~。気をつけて帰りなね~。」と
おじさんらしい言葉をかけていました。

生徒さんが帰った後、「彼女は高校生で、この前の中間テストで数学100点だったんだよ」
と話しました。
すると夫は「それはすごーくほめてあげないといけないね。」といい、こういう話をしました。
100点や優勝を取るということは、その難易度や規模に関係なく、すばらしいことだ。
たとえどんなに簡単なテストであっても、100点をとることはとても難しい。
それは先生はけっして簡単に満点を取らせようとするテストは作らないからだ。
どんなにちっぽけな大会で優勝したとしても、みんなが優勝をねらって臨んでいるのだから
そこで勝ち続けることは並大抵のことではない。
だから、それらを手にした人のことは最大限に褒めてあげるといい。

私はどうしても「簡単なテストなんだからまあ、100点で当然かな」
と思うことがあるけれど、そうではないのだな~、と気付かされました。
もっともっとみんなを褒めて成長のお手伝いをしよう、と思った日でした。

ちなみに、先の生徒さんの100点は結構難しいテストだったので、それは手放しで
すごい!というものです。
彼女の名誉のために…。

2011年6月15日水曜日

夏期講習の季節

まだ6月ですが、他塾の夏期講習のチラシをあちこちで目にします。
数学教室でも遅ればせながら、夏期講習の案内を作成しました。
夏期講習についてはこちら

夏休みは長いので、いろんなことができて楽しいです。
小学生は、みんなが苦手とする割合の問題とか、計算力を高めるドリルとかを、
受験生は入試必須項目や苦手克服を、
高校生・中高一貫校の生徒は予習中心の授業を、
とそれぞれ普段ではできないことができるいいチャンスです。

この夏は何をマスターしたいか、そこを明確にしておくといいですね。
夏が終わった時に、一歩進歩した自分がいることを想像してみてください。

2011年6月12日日曜日

サボってました

2週間以上ブログの更新をさぼってました。
ときどきのぞいてくださっていたみなさま、すみません。

以前お話ししましたが、今年度長男の卒業対策委員になりました。
今その基本事項の計画中で、ずっとそちらに時間を取られています。
ついつい、ブログの手を抜いていました。

それにしても、最近のパソコンの進歩はすごいですね。
わざわざ集まらなくても、パソコン上で討論できるし
作ったファイルは共有ファイルとして保存できて、リアルタイムに修正できる。
例えば2人同時にファイルを開いていて修正しても、ちゃーんと
「○○さんがここを修正してますよ~」と教えてくれるんですね。

昼でも夜でも時間のある時にチェックできて意見が言えて…
とても便利です。
でも、だからこそ時間が無尽蔵に取られてしまって、
私のようにそのことにかかりっきりになっていまうというデメリットも。

パソコンを使うときは自分で時間の管理をしないといけないな、としみじみ思いました。

ブログの更新は基本的に週2回を目標にしています。
これからはちゃんと更新するように心がけますので、みなさん見捨てないでくださいね~。